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オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸はシンタキシン3に作用して細胞膜の拡張を促進する

Nature 440, 7085 doi: 10.1038/nature04598

神経突起の細胞体からの成長は、ニューロンの発生に不可欠な段階であり、細胞膜表面積の大幅な拡大を伴う。神経成長円錐にはアラキドン酸を遊離するホスホリパーゼが非常に多くなっており、この酵素が神経突起の成長に関係するとこれまで考えられてきた。細胞膜の拡張は輸送小胞と細胞膜との融合によって起こるが、アラキドン酸の標的となる分子の正体は不明だった。今回我々は、細胞膜タンパク質であるシンタキシン3(STX3)が神経突起の成長に重要な役割を担っており、オメガ6アラキドン酸の直接の標的となることを明らかにする。シンタキシン3を用いてスクリーニングを行ったところ、食事性のオメガ3リノレン酸とドコサヘキサエン酸も、アラキドン酸の代わりに効率よくシンタキシン3を活性化することがわかった。今回の知見は、成長円錐の膜拡張に関してこれまでに確認されていたオメガ3、オメガ6多価不飽和脂肪酸の作用を分子レベルで説明し、これらの必須栄養素が作用するエフェクター分子を初めて同定するものである。

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