Letter

原始の不規則銀河から現在の楕円銀河への進化

Nature 440, 7084 doi: 10.1038/nature04553

銀河の形成は、ガスと星の小さな塊の形成で始まり、その後階層的に巨大なシステムへと変化する「ボトムアップ」式に進行したと考えられている。バリオンのガスは、放射冷却によって熱エネルギーを失い、新しい銀河の中心に向かって落下するが、その一方で超新星はガスを銀河から放出する。したがってあらゆる現実的なモデルは、これらのプロセスを正しく扱えなければならないが、これまでのものは満足からほど遠いものであった。本論文では、銀河形成の最も初期の段階から力学的緩和の時期を経て、最終的な形へと到達するまでの進化をたどるシミュレーションについて報告する。我々のシミュレーション(3 × 10 8 年までの時間変化)の中で明らかになったガスのバブル構造は、高赤方偏移のライマンαを放射する天体に酷似している。109 年後、星の連続放射がこれらの天体で支配的となり、その後高赤方偏移で星を形成している銀河であるライマンブレイク銀河とよく似た天体となる。この時点で、ヘリウムより重い元素の存在率 (「金属含有率」)は、太陽と同程度になっている。1.3 ×1010年後、これらの銀河は現在の楕円銀河に似たものとなる。

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