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プロテオームの分析で明らかになった酵母の細胞装置のモジュール性

Nature 440, 7084 doi: 10.1038/nature04532

タンパク質複合体は、細胞としての機能を果たすために複数の遺伝子産物を1つに統合した重要な分子である。今回我々は、出芽酵母でアフィニティー精製と質量分析法を用いて、生物のゲノム全体でのタンパク質複合体のスクリーニングを初めて行った。オープンリーディングフレームを体系的に標識することにより、大多数の複合体が数回精製されており、スクリーニングは飽和していると考えられる。データセットが豊富にあるため、細胞装置の組成や構成のまったく新たな特徴づけが可能になった。細胞のタンパク質全体は491の複合体に分けられ、そのうち257は新規なものである。これらに異なるタンパク質やタンパク質モジュールがさらに結合して、機能の多様化が可能になる。プロテオームのこのようなモジュール構成を裏づける証拠は、発現や存在場所、機能、進化における保存、タンパク質の構造と複合体間の相互作用についてのデータとの組み合わせから得られる。今回の研究は、真核生物がもつ細胞装置群を物理的に解明したこれまでで最大規模のものであり、生物学的データの統合やモデル作成の基盤になる。

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