Letter

超新星SN 2004djの爆発における非球形の核

Nature 440, 7083 doi: 10.1038/nature04558

大質量星が超新星として爆発を引き起こすメカニズムの重要でおそらく決定的な手がかりは、爆発が非対称であるとする証拠が蓄積していることから得られる。間接的な証拠は、パルサーの大きな固有速度、長時間の軟γ線バーストと超新星との結びつき、および遅れて観測される輝線プロファイル の非対称性に由来する。分光偏光法は、若い超新星の形状に関する直接的な探査手段であり、大きな偏光は一般に球対称から大きく逸脱していることを示す。大きな偏光は、「外層をはぎ取られた」(すなわちIc型)超新星に対して計測されており、それらの超新星が非球形の形態をもつことが確認された。しかし、完全な水素の外層をもつ大質量星の爆発(II-P型超新星)では、観測の初期には弱い偏光しかみられない。本論文では、希薄になっていく放出物中で内側の核が最初に露出するとき(爆発後およそ90日)に、顕著な偏光が突然出現する古典的なII-P型超新星について、複数の時期に分光偏光測定を行った結果を報告する。そしてその結果から、内側の放出物の少なくとも30パーセントが球対称から逸脱していると考えられる。以前の結果と結びつけると、このことは、強い非球対称性を示す爆発がすべてのタイプの中心核崩壊型超新星の一般的な特徴であり、II-P型超新星の非球形性は、大質量で不透明な水素の外層によって初期には隠されていると考えられる。

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