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植物の種の本質

Nature 440, 7083 doi: 10.1038/nature04402

多くの植物学者が植物の種の実在を疑っており、これらの種は人が恣意的に作り出したものであって、生殖的に独立した系統、もしくは「進化の単位」に相当する不連続で客観的な実在物ではないとみなしている。しかしながら、植物の種の不連続性や生殖集団と種との一致度については定量的に検証されておらず、そのため、植物学者はタンポポやブラックベリー、オークなど少数の「植物の怪奇話」にとらわれすぎだとする動物学者たちの主張を許してきた。今回我々は、植物および動物の400以上の属で表型(多数形質の総体的な類似度)および交雑の関係を解析した。そして、不連続な表現型クラスターは大部分の属(80%以上)に存在するものの、これらのクラスターと分類学上の種の一致度は低く(60%未満)、植物と動物の間に差はないことを示す。一致しないのは、倍数性や無性生殖、そして分類学者たちによる過度の差別化のためであって、現在の交雑の結果ではない。とはいえ、交雑能力データからみると、植物では分類学上の種の70%と表現型クラスターの75%が生殖的に独立した系統と対応しており(交配後隔離によって判断される)、したがってこれらの分類群は生物学的に現実に存在するものである。従来の見方に反して、植物の種は、動物の種に比べると生殖的に独立した系統を表していることが多い。

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