Letter 宇宙:一部のγ線バーストの近傍宇宙における起源 2005年12月15日 Nature 438, 7070 doi: 10.1038/nature04310 γ線バースト(GRB)は、初期の継続時間が一般的にT90> 2秒という「長い」ものと、T90<2秒という「短い」ものとの、2つのグループに分けられる。T90は観測されるフルーエンスの90%を検出する時間である。長時間継続するバーストは概して軟γ線スペクトルを示し、星の核が崩壊する現象と関連があることが知られており、一部の事例では強力なIc型超新星が同時に生じている。これとは対照的に、継続時間の短いバーストの起源は、現在まであいまいであった。銀河系内の軟γ線リピーターであるSGR 1806-20の巨大フレア放出の間にサブ秒の強い強度が高いγ線の「スパイク」が見られたことから、継続時間の短いGRBの一部が、約70 Mpc離れた(赤方偏移z ≈ 0.016)銀河に見られる現象と同様であるかどうかという、かつての議論が再燃した。その直後、数個の継続時間の短いGRB(うち2例では可視残光が観測された)の位置が決定され、これらのGRBが中程度の赤方偏移に位置するさまざまな母銀河に見かけ上関係があることが示されている。本論文では、これまで観測された継続時間の短いバーストの位置と近傍宇宙における銀河の位置との相関について報告し、継続時間の短いGRBの10から25パーセントは、小さな赤方偏移(z< 0.025)の銀河で発生することを示す。 Full Text PDF 目次へ戻る