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植物:根毛細胞ではRhoGDP解離阻害物質が成長を空間的に調節している

Nature 438, 7070 doi: 10.1038/nature04198

根毛は、根の表面から細胞が突出して土壌中に伸びているものである。根毛は土壌中で固定状態にあるリン酸塩など、成長に不可欠な無機イオンを取り込む。根毛が円筒形なのは、細胞容積増大が極性を持った機構によって行われた結果である。この機構は先端成長と呼ばれ、伸長が起こるのは根毛形成細胞先端表面のごく狭い領域に限られている。今回我々は、根毛形成細胞上に異所的な成長部位を生ずるシロイヌナズナ(Arabidopsis)の変異体(scn1)を単離し、細胞成長の起こる部位を空間的に制御しているタンパク質を突き止めた。SCN1をクローン化して、SCN1がRhoGTPアーゼのGDP解離阻害剤(RhoGDI)であり、これが成長部位を根毛形成細胞上の一点に限局していることがわかった。我々は以前に、RHD2/AtrbohC NADPH酸化酵素による活性酸素種の局所的産生が根毛の成長に必要であることを明らかにしたが、今回、SCN1/AtrhoGDI1が、野生型の成長の間にRHD2/AtrbohCが触媒する活性酸素種の産生を根毛先端に限局する機構の一部であることがわかった。植物細胞の成長に関する空間的機構には、RhoGDIが調節するRHD2/AtrbohC NADPH酸化酵素の局所的活性化が必要と考えられる。

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