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発生:ゼブラフィッシュの背側軸は四細胞期に明確になる

Nature 438, 7070 doi: 10.1038/nature04184

多細胞生物の発生における重要な問題は、胚の体軸が指定される時期と機構に関係するものである。多くの生物では、背腹軸の指定にトランスフォーミング成長因子βとWntファミリーのタンパク質によるシグナルが必要である。今回我々は、ゼブラフィッシュのNodal類似モルフォゲンSquint(Sqt)の母親由来の転写産物が、四細胞期に2個の割球へと局在し、背側軸のできるべき位置を示すことを明らかにする。四細胞期から八細胞期の胚からsqt転写産物を含む細胞を除去したり、sqtを標的とするアンチセンスモルフォリノオリゴヌクレオチドを卵母細胞に注入したりすると、背側の構造の消失が起こる。sqt転写産物の局在化には3′非翻訳領域にある高度に保存された配列が必要で、母親由来のWnt経路活性は関係しない。したがって、背腹軸は卵割の初期段階で明確になり、またそれには母親由来のモルフォゲンSqtとそれに関連する因子が必要と考えられる。ヒトのnodal遺伝子の3′非翻訳領域も外来の配列を背側細胞へと局在化させうることから考えて、このような機構は進化の過程で保存されている可能性がある。

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