Letter

量子情報:離れた原子集団に保存した励起間での測定誘起型量子もつれ

Nature 438, 7069 doi: 10.1038/nature04353

量子情報科学のさまざまな応用を可能にするためには、複雑な量子ネットワーク上で量子的資源を配送できるようにしなければならない。例えば、もつれた量子状態を量子メモリーに保存しながら、壊すことなく配送することによって、量子計算、量子通信、そして量子測定のスケーラブルなアーキテクチャーが可能になる。本論文では、空間的に離れた装置にある2個の原子集団間の量子もつれを観測した結果を報告する。試料の1つが放出する光子を検出する際の量子干渉によって、もともと独立だった2個の離れた原子集団を、105個の原子にわたる集団励起のもつれた状態へと射影する。プログラム可能な一定の遅延時間の後、これら原子の状態を光の場に写像し、この光の場の相互コヒーレンスと光子統計を測定して、量子もつれを確かめる。このようにして、これらの原子集団の量子もつれに関する下限を定量的に決定する。我々の観察結果は、もつれた量子状態を配送し、保存する技術が相当度進展したことを示している。

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