Review Article 宇宙:タイタン環境の物理的性質のin situ 観測 2005年12月8日 Nature 438, 7069 doi: 10.1038/nature04314 過去の地上からの観測および探査機の接近通過によって得られた情報から、タイタンの大気は主として窒素から構成されており、メタンがいくらか含まれていることが知られていた。しかし、組成の詳細が明らかでなかったため、温度と気圧の分布は十分に絞り込まれていなかった。また、大気中の電気(「雷」)の広がりについても、これまでわかっていなかった。本論文では、 ホイヘンスに搭載された大気構造測定装置(HASI)により明らかになった、高度1,400 kmから地上までの温度プロファイルと密度プロファイルについて報告する。大気上部では、温度と密度は共に予想よりも大きかった。高度140 kmから40 kmまでの間には低高度の電離層が存在しており、60 km付近に電気伝導度のピークが見られた。雷の兆候が観測された可能性もある。地表面での温度は93.65±0.25 K、気圧は1,467±1 hPaであった。 Full Text PDF 目次へ戻る