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宇宙:ホイヘンス地表科学パッケージにより明らかになったタイタンの柔らかい固体表面

Nature 438, 7069 doi: 10.1038/nature04211

土星の最大の衛星であるタイタンの表面は、光学的に厚い大気のもやに隠されているため、その性質について多くの推察と議論がなされてきた。ホイヘンス突入機は2005年1月14日にタイタンの大気に進入し、パラシュートを用いて表面へ降下した。本論文では、タイタンの表面およびその直上でホイヘンス地表科学パッケージ(HSSP)により行われた測定について報告する。上空90 mから着陸までに行われた音響探査から、着陸地点周辺の表面が、比較的滑らかだが完全に平坦ではないことが明らかになった。突入機の着陸時に行われた透過度と加速度の測定からは、表面が(固体の氷のように)硬くはないが、(ふわふわしたエアロゾルが降り積もって覆われている場合のように)あまり圧縮できるわけでもないことが明らかになった。ホイヘンス突入機は、濡れた粘土や軽く固められた雪、あるいは濡れた、もしくは乾いた砂に性質が似た、比較的柔らかな固体の表面に着地した。突入機は、着地後徐々に数ミリメートル沈下して安定した。

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