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宇宙:ホイヘンス突入機のGCMSにより得られたタイタン大気成分の存在度

Nature 438, 7069 doi: 10.1038/nature04122

土星の最大の衛星であるタイタンは、地球からのリモートセンシングとボイジャーおよびカッシーニの両探査機による調査が行われただけで、謎に包まれていた。大気中の窒素分子とメタン分子の起源と、メタンが急速な光分解を受けていながらも維持されているメカニズムは極めて不可解な問題である。カッシーニ探査機から投下されたホイヘンス突入機は、この衛星の表面と大気下層を初めて直接に観測した。本論文では、ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)による大気の直接測定の結果を、成分、同位対比、および微量元素種(有機化合物を含む)の高度分布も含めて報告する。主要成分は窒素とメタンであることが確認された。アルゴン以外の希ガスは検出されなかった。アルゴンには始原的な36Ar、放射性同位体の40Arが含まれ、タイタンの脱ガス史に対して重要な制約条件を与える。ジシアンやエタンなどの微量有機分子種が表面での測定により見つかった。

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