Article 生物物理:2層に重なった2次元 AQP0結晶における脂質−タンパク質相互作用 2005年12月1日 Nature 438, 7068 doi: 10.1038/nature04321 レンズ特異的なアクアポリン-0(AQP0)は特殊な水チャネルとして働き、水晶体繊維細胞間に密着した接合部を形成する。本論文で我々は、2層に重なった2次元結晶の電子線結晶解析によって決定された1.9Å分解能の接合性AQP0の構造を報告する。接合性AQP0と非接合性AQP0の構造の比較から、接合部の形成は、細胞質側でアミノ末端とカルボキシ末端の結合が離れることで起こる、細胞外ループのコンホメーション切り替えに依存することが示された。接合性AQP0の閉じた孔には、水の経路の中央に水分子が3個しか保持されておらず、水分子の間隔が広すぎるために互いに水素結合を作ることはできない。AQP04量体間の結晶アレイ中での充填相互作用は、脂質分子の安定なコンホメーションによって媒介されているようである。これらの結果、我々は、AQP04量体を取り巻く脂質二重層の原子モデルを構築できたので、脂質ータンパク質相互作用について記述する。 Full Text PDF 目次へ戻る