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生化学:APC/CとCBP/p300は協同して転写と細胞周期の進行を調節する

Nature 438, 7068 doi: 10.1038/nature04151

後期促進複合体/サイクロソーム(APC/C)は複数の成分からなるE3ユビキチンリガーゼで、基質タンパク質をユビキチン化して26Sプロテアソームにより分解させることで、真核細胞が細胞周期の有糸分裂期から次のG1期へと進む時期を調整する。しかし、APC/Cのこれ以外の機能はそれほどよくわかっているわけではない。本論文では、アデノウイルスE1Aにおいて、APC/Cの2つの成分であるAPC5とAPC7がコアクチベーターのCBPおよびp300と、進化上よく保存されたタンパク質間相互作用ドメインを介して直接結合することを明らかにする。この結合によってCBP/p300に内在するアセチル基転移酵素活性が刺激され、CBP/p300に依存した転写が活性化される。また、APC5とAPC7がE1Aによる形質転換を抑制すること、この抑制がCBP/p300に依存することもわかった。このことは、APC/Cのこれらの成分が細胞の形質転換の際に標的となっている可能性を示している。さらに、APC/Cの機能にCBPが必要なことも確認した。つまり、RNA干渉を用いてCBP遺伝子を消失させると、APC/CのE3ユビキチンリガーゼ活性が著しく低下し、細胞の有糸分裂からの進行が著しく損なわれる。総合すると、今回の結果は、増殖制御に関して、APC/CとCBPを含む複合体とAPC/Cとp300を含む複合体に別々の役割があることを示している。

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