Review

合成生物学:人工的に作る生命体

Nature 438, 7067 doi: 10.1038/nature04335

「合成生物学」は急速に成長しつつある分野であり、今週号ではその発展について考察する。D SprinzakとM B Elowitzは、生物学では合成生物学は天然に存在するシステムのモデルの検証に用いられていると論じている(Review Article p.443)。D Endyは工学分野での合成生物学の扱いに関して考察し、遺伝子工学やバイオテクノロジーといった技術の延長上にあるものと捉えている(Review Article p.449)。合成生物学でどんなことができるのか、その例はMITで開かれた第1回国際大学対抗遺伝子工学技術応用機械コンペティション(iGEM)の展示で明らかになった(News Feature, p.417)。合成生物学には大きな将来性があるが、リスクもまた存在する。CommentaryではG Churchが、合成生物学分野の研究者たちは、核物理学や遺伝学が犯した過ちに学び、今回は一般大衆の懸念を払拭するような安全策をすぐに講じ始めるべきだと主張している[p.423]。表紙は『合成生物学の冒険(Adventures in Synthetic Biology)』の一部で、このコミックはNatureウェブサイト[http://www.nature.com/nature/comics/syntheticbiologycomic]で閲覧できる。(コミックの作者:Chuck Wadey)

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