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地球:過去に緯度方向のプレート運動が起きた結果としての中生代のアルプス相の堆積

Nature 434, 7029 doi: 10.1038/nature03378

大西洋が開いたことの結果として生じたパンゲア大陸の分裂は、アルプス−地中海地域では広範に及ぶ遠洋性堆積層の始まりとして記録されている。浅海での堆積層は、ジュラ紀初期に主に遠洋性石灰岩に、ジュラ紀中期から後期には放散虫チャートに、さらにジュラ紀後期から白亜紀は再び遠洋性石灰岩に置き換わっている。拡大初期には炭酸塩補償深度(CCD)以下にまで海底が沈んだことがジュラ紀初期の石灰岩からジュラ紀中期および後期の放散虫岩への変化の引き金になったと考えられている。ジュラ紀後期の放散虫岩から石灰岩への変化は、CCDが海洋底下に押し下げられたときに石灰質微小浮遊生物存在度が増加したことによると提案されている。しかし、現在の海洋ではCCDより下の堆積層は必ずしも放散虫岩からできているわけではない。本論文では、イタリアのロンバルディア地方の海底に露出したジュラ紀から白亜紀にかけての遠洋性堆積層群から得られた古地磁気学的試料について報告する。この古緯度データをより広範な古地理学的背景に基づいて解析した結果から、上述の3分割された層相について新たな説明を提案する。ロンバルディアの海底は、最初は赤道近くの生物性珪質生産が高い上昇流域へ向けて、そしてその後にそこから離れる方向に移動したと考えられる。この放散虫岩の生成に対するテクトニクスモデルでは、海洋底に対するCCDの鉛直方向の変化のみを含む説明に対し、重要な水平方向のプレート運動成分を加えている。これにより、ジュラ紀の時代に地中海と中東地域全体に放散虫岩の堆積が生じていることを説明できる可能性がある。

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