Letter 生化学:ホスホリパーゼCγ1は、分子間PHドメインを介してTRPC3の表面での発現を制御する 2005年3月3日 Nature 434, 7029 doi: 10.1038/nature03340 多くのイオンチャネルは脂質によって調節されているが、ほとんどのイオンチャネルでは目立った脂質結合モチーフが見つかっていない。最近我々は、ホスホリパーゼCγ1(PLC-γ1)が、アゴニストが誘導する細胞へのCa2+流入にかかわるTRPC3チャネルに結合して、これを調節することを明らかにした。この相互作用にはPLC-γ1中のあるドメインが必要で、このドメインには脂質とタンパク質に結合するコンセンサス配列であるプレクストリン相同性(PH)ドメインの一部が含まれる。我々は「見えていなかった」PHドメイン、PH類似ドメインを検出するゲシュタルト・アルゴリズムを開発してきた。本論文では、PLC-γ1がもつこの部分的PHドメインが、TRPC3にある相補的な部分的PH類似ドメインと結合して、脂質の結合とTRPC3の細胞表面での発現を引き起こすことを報告する。今回の知見は、これまで考えられていたよりもはるかに多くのPHドメインが存在することを示唆しており、分子間で形成されるPH類似ドメインは広く使われているシグナル伝達様式であると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る