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発達:鳥の歌の発達的学習への睡眠の影響

Nature 433, 7027 doi: 10.1038/nature03275

睡眠は、ヒトや他の動物において学習や発達に影響を与える。しかし、発達的学習における睡眠の役割はこれまで調査されていない。今回、個体の全歌発達過程を記録し解析することにより、キンカチョウの歌発達に夜間の睡眠が影響することを示す。我々は、急速に学習が行われている期間には、夜間の睡眠後に歌構造が著しく劣化することを確認した。朝、集中的にさえずることにより、歌構造は回復した。モデルの歌への類似度で定量化した一日単位の歌向上性を見たところ、朝の回復期の後期で向上が見られたが、以後はさらなる向上は見られなかった。さらに、発達期に強い睡眠後劣化を示した個体は、最終的によりモデルに似た歌を完成させた。その効果は年齢とともに減少した。今回の実験は、これらの劣化と向上の揺らぎは睡眠慣性や睡眠による練習の中断の結果ではないことを示しており、睡眠中の神経系内での歌の再生というような、能動的な過程の存在を示唆している。我々は、これらの揺らぎは学習期間における可塑性と整理統合という競合的要求に該当し、揺らぎによって以前に学習した運動技術を再形成する機会が繰り返し与えられていると考える。

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