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進化:翅に定着した偶然:ショウジョウバエにおけるシス制御の進化と色素パターンの起源

Nature 433, 7025 doi: 10.1038/nature03235

形態学的形質の獲得、欠失、変化は、概して発生の際の遺伝子調節の変化と関連している。しかしながら、これらの進化的変化を生じさせる分子機構は解明されていない。今回、キイロショウジョウバエDrosophila melanogasterの近縁種であるDrosophila biarmipesにおいて、雄特異的に見られる翅の色素斑の進化的獲得にかかわる分子機構の1つを突き止めた。この斑点の進化には、yellow色素遺伝子の祖先型シス調節配列に起きた変化が関連していることがわかった。この配列は、選択タンパク質Engrailedなどの、翅全体に拡がる翅発生の調節系の高度に保存された構成因子である転写因子に対する結合部位を複数獲得していた。調節系の構成因子が進化的に安定であり、シス調節配列に偶然生じた突然変異により使用可能であることは、ハエにおける翅の色素パターンのようなよく似た形態学的パターンが繰り返して起こることを説明できる可能性がある。

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