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発生:CREB を介したプロテインキナーゼ A シグナル伝達は Wnt タンパク質により誘導される筋発生を制御する

Nature 433, 7023 doi: 10.1038/nature03126

分泌型糖タンパク質である Wnt ファミリーの特定メンバーの一部は、哺乳類の胚発生の際に筋発生決定因子であるPax3、MyoD、Myf5遺伝子の誘導に関与すると考えられているが、その誘導機構はまだ明らかにされていない。本論文では、この誘導においてCREBを介したプロテインキナーゼA(PKA)によるシグナル伝達が意外な役割を持つことを報告する。in vitroでの移植アッセイ、突然変異体解析、ex vivo培養のマウス胚への遺伝子導入を組み合わせて用い、PKAを介したアデニル酸シクラーゼシグナル伝達とその標的転写因子CREBがWntによる筋原性遺伝子発現に必要であることを明らかにした。Wntタンパク質もCREBを介した転写を促進することができ、これはWntシグナル伝達経路がPKAとCREBを含むことを示す証拠となる。今回の知見はPKA/CREBシグナル伝達が、胚のパターン形成や幹細胞自己複製、癌など、Wntが制御する他の現象にもかかわっている可能性を示している。

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