Letter 考古:ラプラタ盆地で完新世中期に栽培品種の採用と複雑な社会の出現があったことを示す証拠 2004年12月2日 Nature 432, 7017 doi: 10.1038/nature02983 ウルグアイ南東部の湿地帯にある、古代のマウンドからなるLos Ajos遺跡群の学際的調査から、スペイン人による征服以前の時代に、ラプラタ盆地には長期にわたって狩猟者と採集者からなる単純な集団が居住していたとする従来の見方に疑問が投げかけられている。本論文では、しだいに乾燥していった完新世中期、放射性炭素(14C)測定年代で今から4,190年前ごろにLos Ajosが持続的な円形広場型村落となり、住民は南米南部で知られるうちで最古の栽培品種を採用していたことを示す、考古学や古生態学、古植物学の新しいデータを報告する。それに続く土器時代マウンド期(Ceramic Mound Period、14C測定年代で現在からおよそ3,000〜500年前)のLos Ajosの建築計画は、アマゾン川流域で明らかになっている定住パターンに似ているが、それよりも古く、南米にはこれまで知られていなかった独自の建築術の伝統があったことが明らかになる。 Full Text PDF 目次へ戻る