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発生:ネトリン受容体UNC5Bが血管系の形態形成を制御するガイダンス現象にかかわる

Nature 432, 7014 doi: 10.1038/nature03080

血管と神経は分岐した複雑な構造をもち、解剖学的に共通性が高い。血管系と神経系のネットワーク形成が正しく行われるためには、そのガイダンスが精密に調節されなければならない。軸索のガイダンスを調節する因子はいくつか同定されており、その一部は内皮細胞でも発現している。しかし、そのガイダンス機能が血管系でどの程度保存されているかは、十分に解明されていない。本論文では、反発性のネトリン受容体UNC5Bが血管系の先端の内皮細胞によって発現することを明らかにする。マウスのUnc5b遺伝子あるいはゼブラフィッシュのUnc5b遺伝子やnetrin-1a遺伝子を破壊すると、先端内皮細胞の糸状仮足の異所性伸長、血管の過剰分岐、および血管の進路決定の異常がみられるようになる。ネトリン-1は内皮細胞の糸状仮足を収縮させるが、これはUNC5Bが存在する場合に限られる。したがってUNC5Bは、内皮細胞において反発性ネトリン受容体として働き、血管系の形態形成を制御している。

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