Letter 宇宙:宇宙再電離の末期における電離したバブルに特徴的なおよそ10 Mpcの大きさ 2004年11月11日 Nature 432, 7014 doi: 10.1038/nature03033 赤方偏移z>20の宇宙に出現した最初の銀河は、ビッグバン後に残された中性水素の銀河間物質中に、電離したバブルを生じた。電離したバブルは時間とともに大きくなって、矮小銀河団を取り囲み、そして結果的にはz≈6の頃の、狭い赤方偏移の間に宇宙全体にわたり急速に重なった。この現象は、宇宙誕生から10億年が経過したときに宇宙再電離時代が終わったことを示唆している。バブルが重なった最終段階におけるそれらバブルの大きさの分布を計測することは、原子状水素からの高赤方偏移の電波放射を観測する次の計画における焦点である。本論文では、宇宙の非一様性と光の到達時間とを結びつけた制約から、バブルの重なった時代の末期で観測されるバブルの大きさが、実際にはおよそ10 Mpcであり、異なる視線方向に沿って観測される重なりの赤方偏移のばらつきがおよそ0.15であることを示す。このばらつきは、最も遠い既知のクエーサーにおける最近の分光学的なデータから得られた、観測にもとづく制約と矛盾しない。このことは、再電離末期の21 cm線フラックスの変動を最適に検出するためには、将来の電波観測は、0.5度という特徴的な角度スケールに調整されるべきであり、およそ8 MHzの最小周波数帯域幅をもつべきであることを意味している。 Full Text PDF 目次へ戻る