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宇宙:過去11,000年間と比較して異常な最近数十年間の太陽活動

Nature 431, 7012 doi: 10.1038/nature02995

太陽黒点数の直接的な観測結果は、過去400年間分については入手可能だが、例えば気候に及ぼす可能性のある太陽の影響を同定したり太陽ダイナモのモデルを検討したりするためには、さらに長い時系列が必要となる。本論文では、年輪年代学的に年代を算出した放射性炭素濃度に基づき、過去11,400年間にわたって黒点数を再現した結果を報告する。放射性炭素濃度と黒点数を関係づける各過程に対して、物理に基づいたモデルを組み合せた。我々が再現した結果によれば、過去70年間における太陽の活動レベルは例外的で、前回、現在と同程度に活動レベルが高かった時期は、8,000年以上前に現れた。過去11,400年間において現在と同様に太陽磁場の活動レベルが高かった時期は再現した期間全体のわずか10%程度しかなく、以前に活動レベルの高かった期間はほとんどすべてが現在の活動期間よりも短かったこともわかった。黒点数が平均的に高いという現在のような活動期間が稀であることから、二十世紀の異常な気候変化に太陽が影響を及ぼしてきた可能性はある。しかしながら太陽活動の変動が過去30年間の著しい温暖化の主要原因であったという可能性は小さいと考えられる。

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