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進化:個体群密度は局所での境界二型性の進化を進める

Nature 431, 7012 doi: 10.1038/nature02918

進化により同種の同性間で複数の繁殖戦略をとる方向に進む傾向を示すことがある。条件づきの進化的に安定な戦略の下では、個体は最高の適応度という見返りが自身の地位に対して生じるような戦略を採用する。つまり、大型の雄は雌を守るが、小型の雄は他の雄の目を盗んで交尾する。戦略の交替は、適応度に利得をもたらす有利な戦略が、ある戦略から別の戦略に切り替わる個体群内の地位において起こる。この「切り替え点」は多くの種で、分岐した形態間の境界として現われる。雄がとる複数戦略の相対的適応度に影響を及ぼす環境パラメーターや個体群統計パラメーターが1つの個体群の切り替え点を決定し、その結果、その個体群が一型性になるか二型性になるかを決めると予想されている。本論文では、ヨーロッパクギヌキハサミムシ(Forficula auricularia)の鋏の二型性に見られる境界進化(threshold evolution)を示し、わずか40 kmの距離内で完全な一型性から典型的な雄二型性の個体群へ移行することを報告する。戦いで優位な戦闘能力の高い形態は、他の雄と出会う率が高いほど見返りを得る回数も多くなるため、個体群密度は代替戦略の相対的適応度、ひいてはその境界の重要な決定要因となると見込まれる。我々は、個体群密度が予想通りに境界の移行と強く相関していること、そしてこの要因が、これらの島個体群で雄の二型性の局地的進化を押し進めたことを明らかにする。我々のデータは、条件つき戦略における切り替え点が局所の個体群密度に応じた変化によって進化することを介して、個体群内の表現型多様性が生まれることを示す証拠となるものだ。

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