Letter

宇宙:一般相対性理論が予言するレンズ-ティリング効果の確認

Nature 431, 7011 doi: 10.1038/nature03007

アインシュタインの一般相対性理論は早くから、水星軌道の近日点の前進という重要な予測をしており、その測定はアインシュタインの理論の古典的な検証の1つをもたらした。軌道の近星点の前進は、連星パルサー系や地球の軌道衛星にも当てはまる。一般相対性理論は、地球のような天体の回転が天体周囲の局所慣性座標系を引きずり、衛星の軌道に影響を与えるであろうことも予測する。このレンズ-ティリング効果は、これまで高精度で検出されておらず、およそ1パーセントの誤差でこの効果を検出することが、周回するジャイロスコープを用いた現在進行中の宇宙探査計画、Gravity Probe Bの主要目的である。本論文では、2基の人工衛星に及ぼすレンズ-ティリング効果を計測し、その値は一般相対性理論によって予測された値の99±5パーセントであったことを報告する。この計測の不確かさにはすべての既知の確率的誤差および系統的誤差が含まれるが、誤差原因で過小評価されたものや未知のものを含めると、全体で±10パーセントの不確かさが見込まれる。

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