Letter 物理:ポアッソン比とガラスを作る液体の脆さ 2004年10月21日 Nature 431, 7011 doi: 10.1038/nature02947 過冷却された液体が「凍って」ガラスになる変化(ガラス転移)の本質は、凝縮系の物理学の中心課題のひとつであるばかりか、生物学を含むその他の分野にも影響するところが大きい。過去20年以上にわたり、この現象を理解する上で多大な進歩があったが、重要な疑問の数々が未だ解決されていない。特に、ガラス転移点に近づくとき温度に依存する液相の緩和や粘性の性質(すなわち、ガラスを作る液体が「脆い」か「強い」か)を支配する諸因子は、不明のままであった。今回、ガラスを作る液体の脆さは、対応するガラス相の極めて基本的な性質、すなわち、ずれ弾性率と体積弾性率の相対的な強さ、つまりポアッソン比と密接に関連していることを示す。 Full Text PDF 目次へ戻る