Letter 宇宙:海王星の5個の不規則衛星の発見 2004年8月19日 Nature 430, 7002 doi: 10.1038/nature02832 太陽系の各巨大惑星は、2つの主要な種類の衛星をもつ。「規則」衛星は、一般的に大きな衛星であり、惑星半径の数倍から数十倍の距離で、母惑星の赤道面内にあるほぼ円軌道を順行する。「不規則」衛星は一般的により小さく、著しい離心率と軌道傾斜角の、もっと大きな軌道をもつ。よく知られたこれらの特徴があるにもかかわらず、海王星の不規則衛星系は、これまでトリトンとネレイドからなると考えられていて、特異的であると思われてきた。トリトンは冥王星と同程度の大きさで、日心軌道から捕獲されたと考えられており、円軌道をもつものの、海王星半径の14倍のところを逆行している。ネレイドは、最大の衛星離心率を示すものの1つで、衛星トリトンの捕獲の間に、規則衛星の軌道から現在の軌道へ追われたと考えられている。本論文では、海王星に5個の不規則衛星を発見し、2個が順行衛星で3個が逆行衛星であることを報告する。これらの非常に暗い(見かけの赤等級 mR= 24.2〜25.4)衛星は、30〜50 kmの直径をもち、海王星に捕獲されたものと推定される。 Full Text PDF 目次へ戻る