目次

Editorials

遺伝学研究をめぐって米国の先住民の少数部族と研究者が対立しているが、コミュニケーションを深める努力をすれば、研究は双方の利益に結びつくだろう。

Tribal culture versus genetics p.489

doi: 10.1038/430489a

米国の8つの州が企業を相手に起こした訴訟は、気候変動問題に対する熱意のない米政府の姿勢への批判だ。

States versus gases p.489

doi: 10.1038/430489b

News

核開発での協力を認める英米の相互防衛協定の更新は、核拡散防止条約違反だと非難が。

Lawyers blast nuclear pact as a breach of disarmament treaty p.491

doi: 10.1038/430491a

米政府機関が大麻の医学利用の研究を妨げていると、研究者たちが共同で提訴。

Joint suits aim to weed out agenciesNULL red tape p.492

doi: 10.1038/430492a

密輸入された恐竜の卵の化石の競売が中止へ。

Dinosaur eggs escape sale as smuggling claims unearthed p.493

doi: 10.1038/430493a

米在住の中国人科学者たちが、中国政府に科学予算の改革を求めて働きかけ

Biologists lobby ChinaNULLs government for funding reform p.495

doi: 10.1038/430495b

News Features

高エネルギー物理学:名前は何?

WhatNULLs in a name? p.498

米ブルックヘブン研究所の重イオン衝突型加速器RHICが作り出した物質のまったく新しい状態を何と呼ぶべきか、実験物理学者と理論物理学者が論争を繰り広げている。

doi: 10.1038/430498a

遺伝医学:2つの部族が抗争に

When two tribes go to war p.500

米国のある隔離された先住部族は2型糖尿病患者が世界一多く、原因遺伝子の遺伝学研究が進められているが、研究者と部族側の関係が悪化している。

doi: 10.1038/430500a

News & Views

神経生物学:におい受容体がにおいを出す

Odorant receptors make scents p.511

嗅覚の解明がゴールに一歩近づいたようだ。ショウジョウバエを使った実験で、におい受容体は双方向性の化学物質検出器として働き、感覚ニューロンの機能を決定していることが明らかになったのである。

doi: 10.1038/430511a

超伝導:温度が高いわけ

Why the temperature is high p.512

実験から得られた新しい法則によれば、酸化銅で超伝導転移温度が高いのは、金属の状態が量子物理学の法則の許容する範囲の限界にいたる粘性をもっているためである。letters, p.539 参照。

doi: 10.1038/430512a

細胞生物学:細胞接着を構築する方法

How to build a cell junction p.513

タンパク質であるビンキュリンは、細胞の接着結合部位で相手と結合する際には大きなコンフォメーション変化を起こす。ビンキュリンは、このような変化によって接着複合体の組み立ての調節を行っている可能性がある。letters, p.583 参照。

doi: 10.1038/430513a

進化生物学:細菌の海

Oceans of bacteria p.515

自然環境中から得られた微生物遺伝子のクローニングにより、 その意外なまでの多様性が明らかになった。生態系中で微生物が機能する仕組みを解明する際に、こういう多様性はどの程度まで実際に重要なのだろう。highlights 参照。

doi: 10.1038/430515a

核物理学:あんまりマジックでもないナンバー

Not-so-magic numbers p.517

原子核の持つ中性子あるいは陽子の数が「マジックナンバー(魔法数)」にあたるならば、その核は特に安定である。しかし、陽子に比べて中性子の数が多い一風変わった核では、このようなマジックナンバーが変わることがある。

doi: 10.1038/430517a

精度の高いミセルに向けて

p.519

高分解能の画像解析により、円錐型の分子が自己集合して作られた球形のミセルの構造が明らかになった。これは生態系で見られる自然集合の方法を真似る方向へ向けた進展である。

doi: 10.1038/fake13

自己集合:精度の高いミセルに向けて

Towards precision micelles p.519

高分解能の画像解析により、円錐型の分子が自己集合して作られた球形のミセルの構造が明らかになった。これは生態系で見られる自然集合の方法を真似る方向へ向けた進展である。

doi: 10.1038/430519a

分子生物学:滑って動くコヒーシン

Cohesins slip sliding away p.520

コヒーシン複合体は細胞分裂で重要な役割を持っており、姉妹染色体を会合させている。今回、コヒーシンの結合が動的で遺伝子の転写状態の変化に合わせて移動するらしいことがわかった。highlights 参照。

doi: 10.1038/430520b

Article

生化学:ATP類似物が結合したカルシウムポンプの結晶構造

Crystal structure of the calcium pump with a bound ATP analogue p.529

doi: 10.1038/nature02680

Letters

宇宙:光球の振動および流れの漏出による太陽彩層のスピキュール

Solar chromospheric spicules from the leakage of photospheric oscillations and flows p.536

doi: 10.1038/nature02749

物理:高温超伝導体における普遍的なスケーリング関係

A universal scaling relation in high-temperature superconductors p.539

doi: 10.1038/nature02673

工学:電場勾配により引き起こされる単純流体の分離

Demixing in simple fluids induced by electric field gradients p.544

doi: 10.1038/nature02758

地球:モハーベ砂漠下のマントルにべき乗則の流れが存在する証拠

Evidence of power-law flow in the Mojave desert mantle p.548

doi: 10.1038/nature02784

生態:複雑な細菌群集の詳細な系統発生構造

Fine-scale phylogenetic architecture of a complex bacterial community p.551

doi: 10.1038/nature02649

進化:謎の多い化石節足動物群のカンブリア紀起源と系統分類上の近縁分類群

Cambrian origins and affinities of an enigmatic fossil group of arthropods p.554

doi: 10.1038/nature02705

生態:真社会性昆虫の一種で見られる、雄を産む繁殖ワーカーによる社会寄生

Social parasitism by male-producing reproductive workers in a eusocial insect p.557

doi: 10.1038/nature02769

神経:運動の物理法則の内部モデルを計算するニューロン群

Neurons compute internal models of the physical laws of motion p.560

doi: 10.1038/nature02754

神経:雄ショウジョウバエの求愛中に行動を協調させるmedian bundleニューロン

Median bundle neurons coordinate behaviours during Drosophila male courtship p.564

doi: 10.1038/nature02713

医学:ヨザルのHIV-1抵抗性はサイクロフィリンAのTRIM5へのレトロ転位によって説明できる

Cyclophilin A retrotransposition into TRIM5 explains owl monkey resistance to HIV-1 p.569

doi: 10.1038/nature02777

細胞:染色体に最初に結合した部位から転写の集束部位へのコヒーシンの再配置

Cohesin relocation from sites of chromosomal loading to places of convergent transcription p.573

doi: 10.1038/nature02742

細胞:セントロメアクロマチンの生成を決定する構造因子

Structural determinants for generating centromeric chromatin p.578

doi: 10.1038/nature02766

生化学:細胞接着部位におけるビンキュリン活性化の構造基盤

Structural basis for vinculin activation at sites of cell adhesion p.583

doi: 10.1038/nature02610

生化学:緩和分散NMRによるFyn SH3の希薄なフォールディング中間体の特徴づけ

Low-populated folding intermediates of Fyn SH3 characterized by relaxation dispersion NMR p.586

doi: 10.1038/nature02655

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