Letter 宇宙:急速な降着を受けてMcNeil星雲を照らす若い星によるX線アウトバースト 2004年7月22日 Nature 430, 6998 doi: 10.1038/nature02747 若い低質量星は、その強力なX線フレアが惑星形成の過程を通じて多大な影響を及ぼす可能性のある、明るいX線源である。X線放射の起源は、よくわかっていない。多くの(あるいはおそらくほとんどの)最近形成された低質量星は、太陽と同様なコロナの活動の結果としてX線を放射するとはいえ、X線放射が形成中の星への質量降着の直接的な結果であるかもしれないということも示唆されている。本論文では、現時点で激しい可視/赤外領域でのアウトバーストが起こっている若い星(この星はMcNeil星雲を照らしている)からのX線フラックスが約50倍増加していることを示す、X線画像分光観測について報告する。このアウトバーストは、急速な降着過程の突然の始まりに起因するようである。X線光度の急増と可視/赤外領域の爆発的放射との一致は、若い星からの強く増強された高エネルギー放射が、高い降着率の結果として起こりうることを示している。我々は、爆発的活動をしている若い星からの、そのような降着によって増強されたX線放射が短寿命である可能性があることを示し、その理由は、星と円盤との磁気圏の強い相互作用が、星への新しい物質の引き続く流入によって急速に抑えられるためであることも示す。 Full Text PDF 目次へ戻る