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宇宙:小惑星の大規模な衝突後における隕石の地球へ向けたすみやかな移送

Nature 430, 6997 doi: 10.1038/nature02736

小惑星帯での非常に大規模な衝突は、地球への隕石の衝突割合を一時的に大幅に増加させる可能性がある。軌道シミュレーションは、そのような事象から生じる破片が、現在落下してくる隕石の典型的な移送時間に比べてかなり速く到来する可能性を示唆しているが、その理由は、いくつかの大規模な衝突では、残骸の一部が木星との共鳴軌道へ直接運ばれるためである。しかし、そのような効率的な隕石の移送経路は確認されていない。本論文では、およそ4億8千年前の古い堆積物中に保存された一連の化石隕石から得られたクロム鉄鉱粒子中の、宇宙線によって生成した希ガスの高感度測定について報告する。希ガスから推定される移送時間は、105年程度の短さであり、それらは推定された堆積時間と一致し、層序学的な高さにともなって増加する。これらのデータは、この異常な隕石の産出が、小惑星の破壊後に長く続く隕石の雨の結果であるという強力な証拠を与え、主小惑星帯における少なくとも1つの強い共鳴により、力学モデルによって示唆される短い時間スケール内で、内部太陽系へ物質が運ばれうることを示す。

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