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古生態:オルドビス紀末期の生物大量絶滅の後にマイクロバイアライトが再興

Nature 430, 6995 doi: 10.1038/nature02654

ストロマトライトやスロンボライト、デンドロライトといった生物起源のマイクロバイアライトは、堆積物を捕捉して固めたり、鉱物の沈殿する場所となったりする各種の微生物マットによって形成されたものである。マイクロバイアライトは原生代に広く存在し多様だったが、カンブリア紀の爆発的な適応放散に際して多細胞生物が多様化したときに、数度も形態上の多様性も減少した。2回目の減少は、オルドビス紀の海生動物の大規模な適応放散に際して起こり、そのとき以降現在に至るまで、マイクロバイアライトは多細胞生物がほとんど存在しない高ストレス環境にほぼ限定されてきた。顕生代に入って起こったマイクロバイアライトの減少は、動物によって微生物マットが破壊されたためだとされる。確定度は低いものの、ペルム紀末の生物大量絶滅後、動物多様性が減少した際にストロマトライトの数度と大きさが回復したことが報告されている。今回我々は、統計学的裏づけをもって、北米西部でオルドビス紀末期の大量絶滅の後にもマイクロバイアライトが再興したことを報告する。この再興現象は微生物マットを損なう動物の減少と関係しているとみられ、生物大量絶滅後の浅海生物群集構造について知る糸口ともなる。

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