Letter 地球:海嶺移動が大洋中央海嶺のマグマによるセグメンテーションに与える影響 2004年6月17日 Nature 429, 6993 doi: 10.1038/nature02652 地球の大洋中央海嶺では水深と形状が系統的に変化し、トランスフォーム断層と海嶺軸の小さな非トランスフォームオフセットによって、海嶺が個別の拡大するセグメントに細分されている。このような地形の変化はマントルからのマグマ供給が空間的に変動するためとされてきたが、その変動をもたらす原因についてはよく分かっていない。本論文では、高速および中間的な速度で拡大する海嶺のマグマによるセグメンテーションがマントルに対する拡大軸の移動速度と直接的に関連があることを示す。大洋中央海嶺を9,500 km以上の長さにわたり調べた結果、「ホットスポット」基準系で見た主要な海嶺のセグメントは、すべてのトランスフォーム断層の86%およびすべての2次不連続面の73%で浅いマグマ活動の活発なセグメントと一致した。不連続をまたいだ海嶺セグメントへの溶融体の集中を伴う海嶺の移動による非対称なマントル上昇流と溶融体の生成が、このような関係の原因であると考えられる。このモデルは東太平洋海膨の不連続をまたいだ地殻構造変化とも一致し、融解が起きる深さの変化と濃縮した溶岩の分布の変化をも説明できる。 Full Text PDF 目次へ戻る