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植物:植物の網膜芽腫相同物は雌性配偶体の核数増加を制御する

Nature 429, 6993 doi: 10.1038/nature02637

植物の一倍体胞子は有糸分裂して、多細胞性配偶体を形成する。大部分の顕花植物の雌性胞子(大胞子)は、決められたプログラムに従って発生し、卵装置および中心細胞を含む成熟雌性配偶体となる。今回、シロイヌナズナの網膜芽腫タンパク質相同物の役割と、大配偶体の発生中に起こる細胞増殖の負の調節因子としての機能について調べた。本論文では、シロイヌナズナの網膜芽腫関連タンパク質をコードする遺伝子RBR1の3種類の変異型対立遺伝子が、配偶体致死であることを報告する。ヘテロ接合の植物体では、変異型対立遺伝子が母系由来の場合に胚珠の50%の生育が停止する。成熟未受精変異体の大配偶体は有糸分裂を停止できず、胚嚢で過剰な核数の増加が見られる。過剰な核は、卵装置および中心細胞に分化する大配偶体の珠孔側に存在する。受精後に内乳となる中心細胞核は、fertilization-independent seed(fis)変異体とよく似た自律的な内乳発生を開始する。したがってRBR1は、配偶子形成中における細胞周期の制御に、また自律的内乳発生の抑制に、これまで知られていなかった新たな機能をもつといえる。

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