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神経:海馬の動的回路による活動電位列の経路分け

Nature 429, 6993 doi: 10.1038/nature02615

反回性抑制ループは中枢神経系で見られる単純な神経回路だが、その活動を支配する生理学的法則はほとんどわかっていない。今回、ラットの海馬切片について、細胞体と樹状突起から同時記録を行い、錐体細胞に一連の活動電位列が発生している間、反回性抑制が細胞体から頂部樹状突起に急速に移行することを明らかにした。この移行には、2つの別の抑制回路が順次に働いている。1つは、活動電位列の発火開始にミリ秒以下の精度で時間連動しており、錐体細胞の細胞体と細胞体周囲を一過的に抑制する。もう1つは一連の活動電位の発火頻度に比例して活性化され、遠位の頂部樹状突起を持続的に抑制する。これら二つの作動モードは、異なる投射パターンをもった反回性抑制ニューロン上にある興奮性シナプスのシナプス前部・後部の性質の間の協同作用で作られる。したがって、活動電位列の開始と発火頻度とは、選択的にとらえられて、反回性抑制の別個の空間的パターンに変換される。

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