Letter

発生:ミオシン依存的な細胞接着の再編成は細胞平面内でのインターカレーションと体軸の伸長を制御する

Nature 429, 6992 doi: 10.1038/nature02590

発生中の器官や胚が形づくられるのは、細胞の分裂と形態の空間的な制御に依存している。しかし形態形成は細胞の割り込み(インターカレーション)によって引き起こされる近隣細胞との関係の変化によっても起こる。上皮では接着帯によって組織の完全性が維持されているため、インターカレーションが起こることは特に問題となる。本研究では、ショウジョウバエ胚の発生過程での伸長、つまり胚帯伸長期に、細胞のインターカレーションの秩序立った進行が、極性をもつ上皮の形態形成を導く機構について報告する。インターカレーションが進行するのは、細胞接着の解体と再編成が秩序立ったパターンに従って進み、上皮平面中で空間的な再構成が起こるためである。細胞接着の平面内再編成は組織間境界における外部力によってではなく、細胞間境界での局所的な力によって駆動される。ミオシンIIは解体中の細胞接着部分に特異的に集まっており、その平面内での極性をもった局在と活性が、平面内細胞接着再編成と細胞のインターカレーションに必要である。この細胞レベルの簡明な機構から、上皮器官における極性のある形態形成に対する普遍的なモデルを考えることができる。

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