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生理:共鳴効果は鳥類の磁気コンパスとしてラジカル対機構があることを示唆する

Nature 429, 6988 doi: 10.1038/nature02534

渡り鳥は地球磁場をコンパス情報源として使っていることが知られる。鳥類のこの磁気コンパスを支えるものが主に何であるかについては、2つの説がある。1つは磁鉄鉱がかかわっているとする説、もう1つは磁気感受性の化学反応だとする説である。今回我々は、振動磁場が、渡り鳥の磁気による定位行動を損なうことを示す。ヨーロッパコマドリを、地球磁場に加えて、鉛直方向に向いた広帯域(0.1〜10 MHz)または単一周波数(7 MHz)の振動磁場にさらすと正しい方角に向かわなかった。さらに、7 MHzの振動磁場では、この定位撹乱効果は振動磁場と地球磁場とのなす角度に左右された。振動磁場が地球磁場に対して平行になる場合には、コマドリは季節の渡りに適切な方向に向かったが、24度もしくは48度の角度をなす場合には正しい方角に向かえなかった。これらの結果は、一重項−三重項の遷移における共鳴効果と符合しており、ラジカル対機構に基づく磁気コンパスの存在が示唆される。

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