Letter 宇宙:ガスの円盤降着を介した大質量原始星の形成 2004年5月13日 Nature 429, 6988 doi: 10.1038/nature02507 我々の太陽のような低質量星の形成は、分子雲の断片が原始星コアへ重力崩壊し、続いて周囲の星間物質からのガスや塵が降着するということで説明できる。何例かの計算からは、基本的には40太陽質量までの星が円盤を介した降着を経て形成され得ることが主張されているものの、理論的考察からは、落下する物質に対する原始星からの輻射圧により、この過程では10太陽質量以上の星形成が妨げられるかもしれないことが示唆されている。この不確かな結論と、ほとんどの大質量星が高密度の星団中で生まれているという事実をふまえ、大質量星は中質量星の暴走的な合体の結果であるとされていた。本論文では、回転する巨大な降着円盤から大質量星が生まれていることを明白に示す観測結果について報告する。この原始星は、およそ20太陽質量を既に集積し、降着過程は現在もなお続いている。星を取り巻く円盤のガス貯蔵庫は、少なくとも100太陽質量の余分なガスを含み、形成中の星がさらに大きく成長するのに十分な物質を供給している。 Full Text PDF 目次へ戻る