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神経:ケージ内で飼育された成獣を自然に近い環境内に置くと大脳皮質の感覚マップが変化する

Nature 429, 6987 doi: 10.1038/nature02469

動物成体の大脳皮質感覚野の機能的構成や可塑性について知られることの多くは、標準的な実験用ケージ内で飼育する動物から得られたものである。本論文では、生まれてからずっと標準的な実験用ケージで飼育されてきたラット成獣を自然に近い飼育環境に移すことで、体性感覚野「バレル」皮質でのヒゲに対応する領域の機能的・形態的な構成が変化することを報告する。同一の動物において反復する内因性シグナルの光学的イメージングで、ヒゲに対応する皮質領域を視覚化したところ、自然に近い生息環境に4〜6週間さらされると46%縮小した。さらに、複数部位で行う鋭敏な細胞外記録から、自然に近い環境に置かれたラットの皮質上層(II/III)では誘発型ニューロン応答が抑制され、構成的受容野がより狭くシャープになったが、視床の受容層(IV)ではそうではなかった。IV層のバレル野の形態的可塑性は観察されたが、その程度は機能的可塑性に比べると実質的に小さかった。したがって、自然で本能的な行動の発現を促す環境へ動物を移すことは、皮質感覚野マップの大規模な機能的精緻化をもたらす。

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