Letter 細胞:oskar RNAの核内スプライシングと細胞質局在は共役している 2004年4月29日 Nature 428, 6986 doi: 10.1038/nature02521 oskarメッセンジャーRNAがショウジョウバエの卵母細胞の後極に局在することは、将来の胚における生殖系列および腹部の形成に不可欠である。核のシャトルタンパク質Y14/TsunagiおよびMago nashiはoskar mRNAの局在に必要であり、それらはoskarmRNAとともに卵母細胞の後極に局在する。これらに相同なヒトタンパク質Y14/RBM8およびMagohは、エキソン-エキソン接合部複合体(EJC)の中心的構成要素である。EJCは、スプライシング依存的にエキソン-エキソン接合部から20〜24ヌクレオチド上流のmRNA上に、RNA配列に依存せずに存在する。これは、スプライシングがoskarmRNAの局在に関与する可能性があることを示唆するもので、oskarの3′非翻訳領域(3′UTR)の存在だけで局在過程に十分であるという従来の考え方に反する。本論文では、oskar RNAの第1エキソン-エキソン接合部におけるスプライシングが、oskar mRNAの後極局在に不可欠であることを示す。我々はoskarの3′UTRが後極局在に十分であるという説を再検討し、oskarの3′UTRを含む無関係な転写物の局在が、内在性のoskar mRNAによって仲介されることを明らかにする。今回得られた結果は、メッセンジャーリボ核タンパク質複合体集合の調節と、mRNAの細胞質局在化という、これまで知られていなかった重要な機能がスプライシングにあることを示している。 Full Text PDF 目次へ戻る