Article 生態:世界規模の葉の経済学的スペクトル 2004年4月22日 Nature 428, 6985 doi: 10.1038/nature02403 今回、175ヶ所の地点における2,548種の葉の形質を統合することにより、重要な化学的、構造的、そして生理的特性からなる葉の経済学的性質に普遍的なスペクトルが存在することを、全地球的なスケールで初めて明らかにした。 このスペクトルは、葉に投資された栄養塩や乾燥重量あたりの利益の回収(すなわち光合成の効率)が速いものから遅いものまでをカバーし、生活型、植物の機能型、その植物が属する生態系にはほとんど依存しない。 このスペクトルに基づいた分類は、植物の機能型に基づく分類よりもうまく全地球スケールでの葉の経済学的性質の変動を説明する。これは機能型間に葉の形質の重複がかなり見られるためである。全体的に、葉の形質や形質間の相関関係に対する気候の影響は意外なほど小さかった。ただし、一部では顕著で有意なパターンが見られることがある。葉の経済学的性質のスペクトルとその気候との相互作用を適切に数量化することは、土地利用の変化や気候変化のもとでの栄養塩フラックスや植生境界をモデル化する際に役立つと考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る