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進化:古代に酵母Saccharomyces cerevisiaeに全ゲノム重複が生じた証拠とその進化的解析

Nature 428, 6983 doi: 10.1038/nature02424

全ゲノム重複とそれに続く大規模な遺伝子欠失や特殊化は、進化的改変のための有力な機構であると長い間考えられてきた。最近になって、全ゲノムの塩基配列から古代における重複の痕跡を検索することにより、この説の検証が可能となった。本論文では、酵母Saccharomyces cerevisiaeが古代に全ゲノム重複によって発生したことを、重複の前に分岐した近縁種であるKluyveromyces waltiiの塩基配列解読と解析により明らかにしている。この2つのゲノムの遺伝子地図は、全ゲノム重複について予測されるように、K. waltiiの領域1つにS. cerevisiaeの領域2つが対応するという1:2の相関関係にあることがわかった。このことにより、酵母ゲノムの祖先に関する長年にわたる論争が解決され、重複遺伝子の運命の直接的研究が可能となる。注目すべきことに、加速進化例のうち95%には2つある遺伝子の一方のみが関わっており、このことはある特定の進化モデルを強く支持すると共に、祖先とそれから派生した機能との比較を可能にするものである。

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