Letter

環境:地球規模の保護地域ネットワークにおける種多様性反映の有効性

Nature 428, 6983 doi: 10.1038/nature02422

2003年9月に南アフリカのダーバンで開催された第5回世界公園会議で、地球規模の保護地域のネットワークが、地球上の陸上表面の11.5%を占めていることが報告された。地球上の主要生物群系に関して14のうち9つについては、10年前のカラカス会議で設定された目標値10%を上回っている。このような面積の何パーセントという一様の目標値は、国内および国際レベルでの保護計画では定番となっている。政治的には好都合であるが、このような目標値の科学的根拠および保護上の価値には疑問がもたれている。実際には、適切な目標をどのように設定するかということ、または現在の地球規模の保護地域ネットワークが生物多様性を保護するという目標をどの程度達成しているかということについては、ほとんど明らかになっていない。今回、種および保護地域の分布に関する地球規模の5つのデータセットを統合することで、保護地域の種多様性を反映する有効性について評価した、最初の地球規模のギャップ分析を行った。本論文では、地球規模のネットワークが完全なものからほど遠いものであり、「十把一絡げ」的な一様の保護目標の設定が不適当であることを報告する。

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