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生態:土壌生物相と外来植物の侵入

Nature 427, 6976 doi: 10.1038/nature02322

侵入植物は経済的な問題であり、自然生態系の保全に対する脅威である。天敵による攻撃を逃れることは侵入の成功にプラスとなる可能性がある。ほとんどの研究は草食性昆虫の果たす役割を重要視しているが、微生物病原も関心を集めつつある。侵入を受けた生態系では、土壌生物相が「外来種」の侵入を促す可能性があり、また植物-土壌間のフィードバック過程も重要である。北米原産の比較的希少な種では、土壌微生物との間に一貫して負のフィードバックが認められ、それは生物多様性を促進することになる。一方、個体数の豊富な外来種および在来種では正のフィードバックが認められ、生物多様性を削減している。本論文では、侵入外来植物であるヤグルマギク属の一種Centaurea maculosaの自生地の土壌微生物はこの植物の成長に対して、この植物が侵入した北米地域の土壌微生物と比較した場合、より強い阻害作用をもつことを報告する。Centaureaと土壌微生物の間で見られる自生地における植物-土壌フィードバック過程は、自生地外とは異なっている。本来の生育地である欧州の土壌中では、Centaureaは自らの成長に次第に負の作用を及ぼし、その成長をおそらく制御するに至る土壌生物相を育成する。しかし北米の土壌中では、Centaureaは、自らに次第に正の作用を及ぼすような土壌生物相を育成し、この過程がこれら外来種の北米への侵入成功に寄与した可能性がある。 モンタナ大学(米)

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