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生態:漁業捕獲物の投棄率の変化と海鳥群集

Nature 427, 6976 doi: 10.1038/nature02315

世界各地で漁業による捕獲物からの投棄が多くの海鳥種にとって重要な餌資源となっていることは明らかである。しかし、投棄率の変化に対して海鳥群集がどんな反応を示すかの予測には問題点が多く、他のもっと「自然」な生態過程の混乱作用を解明するには過去のデータが必要となる。北海では、資源減少、技術的な測定基準の変化、個体群構造の変化、そしてタイセイヨウマダラ(Gadus morhua)の個体数回復計画の確立によって、投棄される魚類の総量が変わる。この海域は世界的にみて重要な海鳥個体群も抱えており、そのうちの一部は投棄資源、とくに規制サイズ未満のモンツキダラ(Melanogrammus aeglefinus)とホワイティング (Merlangius merlangus)を大量に、しかし条件的に餌としている。今回我々は、北海北部から得られた長期データセットを用いて、広食性捕食者であり掃除動物であるオオトウゾクカモメ(Stercorarius skua)による投棄物の入手可能性と投棄物消費との間に直接の関連があることを示す。とくにイカナゴ類のAmmodytes marinusなど群れて泳ぐ小型浮魚類の入手可能性が低くなることと連動して水産物投棄率が低下した場合、オオトウゾクカモメが他の鳥類を捕食する割合が増える。条件的掃除動物による被食者のこうした切り替えは、ある種の海鳥群集にとって重大な脅威となる可能性がある。 グラスゴー大学(英)

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