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細胞:よく保存されたsiRNA分解RNアーゼが線虫のRNA干渉を負に調節する

Nature 427, 6975 doi: 10.1038/nature02302

多くの生物では、二本鎖RNA(dsRNA)を導入するとこれに相同なメッセンジャーRNAの分解が起こる。これがRNA干渉である。dsRNAは切断されて低分子干渉RNA(siRNA)となり、相同なmRNAとハイブリッド形成して、その分解を引き起こす。dsRNAのRNA干渉を引き起こす力の強さはさまざまで、mRNAを標的とする多くのdsRNAは表現型への影響力は弱く、線虫Caenorhabditis elegansの神経系のmRNAは、ほとんどすべてがRNA干渉抵抗性を示す。線虫のeri-1は、dsRNAに対する感受性が亢進した変異体の遺伝子から見つかった。本論文では、eri-1が進化上よく保存されたタンパク質をコードし、このタンパク質は核酸結合性タンパク質やエキソヌクレアーゼと相同性のあるドメインをもつことを報告する。dsRNAやsiRNAに曝露すると、eri-1変異を有する動物は野生型動物よりもsiRNAを多く蓄積する。線虫のERI-1やヒトの相同分子種は、in vitroでsiRNAを分解する。線虫ではERI-1は主として細胞質に存在し、生殖腺やある種のニューロンで最も多く発現されている。このことから、ERI-1のsiRNアーゼ活性がこれらの組織でのRNA干渉をより強く抑制していることが示唆される。したがって、ERI-1は負の調節因子であり、通常はRNA干渉の継続時間、細胞のタイプによる特異性、あるいは内因性のRNA干渉機能を制限する働きをしていると考えられる。マサチューセッツ総合病院およびハーバード大学医学系大学院(米)

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