Letter 北海でマダラの加入にプランクトンが及ぼす影響 2003年12月11日 Nature 426, 6967 doi: 10.1038/nature02164 北海のタイセイヨウダラ(Gadus morhua)は1960年代後半以降に乱獲され、マダラのバイオマスと加入の減少について大きな懸念がもたれてきた。我々は今回、北海では乱獲の影響に加えて、プランクトン量の揺らぎがマダラ加入量の長期変動につながった(ボトムアップ制御があった)ことを報告する。マダラ仔稚魚の生存率は、餌動物の3つの重要な生物パラメーター、すなわち餌動物の平均サイズ、季節的なタイミング、そして数度(個体数)に依存していることを示す。我々は、適合/不適合説を含む機構により水温の変動性がマダラ仔稚魚の生存率に影響を及ぼしていると考え、1980年代半ば以降の水温上昇がプランクトン生態系を変化させて、これがマダラ仔稚魚の生存率を減少させる方向に働いたという結論に至った。 Full Text PDF 目次へ戻る