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生理:FKF1はシロイヌナズナの光周性特異的な光シグナル伝達に不可欠である

Nature 426, 6964 doi: 10.1038/nature02090

季節変化に対する適応は、生物の生存戦略上重要である。生物は、季節的変動を読みとるために、日長を測る能力(光周性)を発達させてきた。シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)では、日長の測定は開花の光周性調節に影響を与えており、測定によって明期とCONSTANS(CO)の高レベル発現を一致させてFLOWERING LOCUS TFT)の発現を誘導し、長日条件下での開花にいたる。日長識別において、COの発現調節が重要なステップなのは明らかだが、COの発現を日長依存性とする機構は不明である。本論文では、概日時計の制御を受けるFLAVIN-BINDING, KELCH REPEAT, F-BOX(FKF1)タンパク質が、COの発現ピークを日中に誘導するために不可欠な役割を果たすこと、またこのタンパク質の機能が光に依存していることを報告する。また組換え型FKF1のLIGHT, OXYGEN OR VOLTAGE(LOV)ドメインは発色団フラビンモノヌクレオチドと結合し、光誘導性の光化学反応を受けることもわかった。これはFKF1が、光周性をもつ青色光受容体として機能している可能性を示している。FKF1の発現の概日制御と、光によるFKF1機能の調節が一致することで日中のCO波形が正確に制御され、さらにそれがシロイヌナズナの日長識別に重要な役割を果たしている可能性がある。

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