Article 発生:Eyaのプロテインホスファターゼ活性が哺乳類の器官形成におけるSix1-Dach-Eyaの転写効果を制御する 2003年11月20日 Nature 426, 6964 doi: 10.1038/nature02083 遺伝子の活性化と抑制の間の正確な機械論的関係は、哺乳類の器官形成における中心的な問題である。そのよい例が、遺伝的に相互作用するタンパク質群であるsine oculis(Six)、eyes absent(Eya)およびdachshund(Dach)のネットワークで、このネットワークは進化的に保存されてきた。本論文では、Six1がマウスの腎臓、筋肉および内耳の発生に必要とされ、Eya因子と遺伝的協同作用をし合うことを報告する。また、Eyaファミリーがプロテインホスファターゼ機能を持ち、その酵素活性は成長抑制分子およびシグナル分子をコードする遺伝子を制御して前駆細胞の増殖を調節するために必要であることも明らかにする。Eyaのホスファターゼ機能はSix1-Dachの作用を抑制から活性化へと切替え、コアクチベーターの動員を介して転写を活性化させる。もともとホスファターゼ活性をもつコアクチベーターの遺伝子特異的な動員により、哺乳類の器官形成における前駆細胞の増殖や生存を調節する遺伝子などの特定の標的遺伝子を活性化する分子機構が提供される Full Text PDF 目次へ戻る