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発生:マウスのヘッジホッグ情報伝達には鞭毛内輸送タンパク質が必要である

Nature 426, 6962 doi: 10.1038/nature02061

鞭毛内輸送(IFT)タンパク質は最初、単細胞藻類の一種Chlamydomonas reinhardtiiで、鞭毛の成長と維持に不可欠な因子として見つかった。今回、エチルニトロソウレアが引き起こす胚のパターン形成の変異をスクリーニングして、wimplewim)とflexofxo)という2種類のマウス変異体を同定した。これらは腹側の神経細胞が欠失しており、ソニックヘッジホッグシグナル伝達系に欠陥がある場合の特徴的な表現型を呈する。両変異ともIFTタンパク質が破壊されている。すなわちwim変異は、IFT172のこれまで明らかになっていなかったマウス相同体の対立遺伝子であり、fxoIFT88のマウス相同体であるpolarisの新しいハイポモルフ対立遺伝子(hypomorphic allele)である。遺伝的解析から、Wim、PolarisとIFTモータータンパク質Kif3aがヘッジホッグシグナル伝達系で必要となるのは、Patched1(ヘッジホッグ受容体)よりも下流かつヘッジホッグシグナル伝達の直接の標的よりも上流であることがわかった。これらの結果は、IFT装置がヘッジホッグシグナル伝達系で脊椎動物に特有な重要な役割を果たしていることを示している。

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